ジェフ・ベックやジミー・ペイジが参加したファーストアルバムで
知られるロード・サッチ&ヘヴィーフレンズのセカンドアルバムが
本稿で紹介するLord Sutch and Heavy Friendsです。
アーティスト名がタイトルとなった『Lord Sutch and Heavy Friends』は
ベック、ペイジの他にニッキー・ホプキンス、ノエル・レディング、
ジョン・ボーナム等がクレジットされながら、それぞれの
ミュージシャンたちが存在感を発揮するには至らなかった
「迷盤」として知られてます。
ちなみにこちらのアルバムでは1曲目の「Wailing Sound」での
コードワーク、特にアップストロークの力強さに
ペイジらしさが感じられます。
ソロに関しては…。
『Hands of Jack the Ripper』はそんなロード・サッチ&ヘヴィー・フレンズの
1972年にリリースされたセカンドアルバムになります。
今作にもノエル・レディング、キース・ムーン等が
ビッグネームがクレジットされ、ギタリストは
リッチー・ブラックモアが参加してます。
レコーディングは一発録りと思われライブ形式。
セットリストは以下の通りになります。
1.Gotta Keep A-Rocking
2.Roll Over Beethoven
3.Country Club
4.Hands Of Jack The Ripper
5.Good Golly Miss Molly
6.Great Balls Of Fire
7.Bye Bye Johnny / Johnny Be Good
8.Tutti Frutti Medley
ロックンロールのスタンダードはディープパープルの
コンサートでのアンコール等でもプレーされてましたが
このアルバムでのリッチーはパープルでの演奏に
さらに拍車をかけた感じ。
ドラムスがヘビーなイアン・ペイスではなく
シャープなドラミングのキース・ムーンという
違いもあるんでしょう、切れ味鋭いフレーズを
弾きまくってます。