70年代の作品を中心にギターのカッコ良いロックやフュージョンのCDを紹介します

【ギターソロはロックの華】ギターソロのカッコ良いロックの名盤を紹介

エリッククラプトン

エリッククラプトン『レインボー・コンサート』~この時期ならではのクラプトンの演奏が聴ける唯一のライブアルバム 

更新日:

クラプトンが2年に及ぶスランプから抜け出すきっかけとなったカムバックコンサートの模様を収録したライブアルバム

この時期のクラプトンの状態についてはすでに
いろいろなところで書かれているので、
ここでは簡単に時系列を踏まえながら
記しておくことにします。

このコンサートが行われたのは1973年1月13日。
当時のEC(現在のEU)にイギリスが加盟したことを
記念して開かれたイベントの一環として
開かれたコンサートでした。

このコンサートからさかのぼること約2年。
1970年12月6日にデレク&ザ・ドミノスとしての
コンサートを終え(結果としてこのコンサートが
ドミノスのラストコンサートになります)、
翌71年からセカンドアルバムのレコーディングが
始まります。

ところがレコーディングの最中にバンドは空中分解。

製作途中だったアルバムは「幻のセカンドアルバム」
となってしまいます。

そんな背景もあり、1971年にエリックが行った
主な音楽活動は6月にジョージ・ハリスンが
主催した「バングラディシュコンサート」くらいに
なってしまいます。
このバングラディシュコンサートにしても
心身ともに不調だったエリックの出演は危ぶまれ、
もしもの時の代役としてジェシ・エド・デイビスが
用意されていたそうです。

73年に開かれた『レインボウコンサート』は、
このようにセミリタイア状態だった
クラプトンの「カムバックコンサート」になります。
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当初はLPレコードとしてリリースされた
『Eric Clapton's Rainbow Concert』は
1973年9月の発売。

初期のオリジナル盤は、
「Badge」
「Roll It Over」
「Presence of the Lord」
「Pearly Queen」
「After Midnight」
「Little Wing」
の6曲収録とサイズはかなり
コンパクトでした。

しかも6曲のうち2曲のリードヴォーカルは
スティーヴ・ウィンウッドが担当、
と当時のクラプトンの不調ぶりが
選曲からもうかがえます。

アルバムのクオリティ的にも音の分離が良くなく、
発売当初は賛否が分かれるアルバムとなってました。

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当日のコンサートの詳細について

1973年1月13日当日の『Eric Clapton's Rainbow Concert』は
1st STAGE(18:30START)と2nd STAGE(20:30DTART)の2回公演。
クラプトンは一回目の公演では「ブラッキー」の愛称で
知られる黒いストラトを使用。
二回目の公演では「レスポール」を使用したとの
記録が残ってます。

ブックレット等に掲載されたストラトを持った
クラプトンの写真は一回目のステージの
写真だってことなんですね。
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初期バージョンに8曲を追加したロングバージョンのCDが1995年にリリース

オリジナルのレコードが発表されてから
20年以上たった1995年には、収録曲が
8曲追加されたCDがリリースされました。
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前述のように賛否が分かれる出来栄えだった
当日のコンサートですが、オリジナルから20年以上
経ってからニューバージョンがリリースされた
ことからわかるように、この日のコンサートの
詳細へのファンの関心度、関心はかなりのもの。

ニューバージョンの収録曲は

01. Layla
02. Badge
03. Blues Power
04. Roll It Over
05. Little Wing
06. Bottle Of Red Wine
07. After Midnight
08. Bell Bottom Blues
09. Presence Of The Lord
10. Tell The Truth
11.  Pearly Queen
12. Key To The Highway
13. Let It Rain
14. Crossroads
の14曲。

当日のコンサートで演奏されたセットリストの
1ステージ分をほぼ再現した構成になってます。

1973年のLPがショートバージョンだった理由は?

コンサート当日は2ステージ分がまるまる
サウンドボードレコーディングされました。
それではなぜ、レコードの発売時には
6曲しか収録されなかったんでしょうか?

それはコンサートの演奏の出来と
無縁ではないと考えられます。

コンサートのオープニングのMCは出演のバンド名を
「エリッククラプトン&The Palpitations (動悸)」と
紹介してるんですがこの意味不明なバンド名こそが
バンドとエリックの状態をあらわしたもの。

バンドは明らかにリハーサル不足。
2回のステージをコンプリート収録した
コレクターズCDを聴いたところ、
イントロの途中で歌が始まってしまったりするような
ミスがかなり目立ちました。
そのミスはエリックがブラッキーを使用した
一回目の公演で頻発してます。

二回目の公演の途中からはリズムセクションに
シャープさが出てきて
演奏のクオリティも上がってきました。
オフィシャル作品に収録されているトラックの
ほとんどがセカンドステージの音源となってます。

肝心のエリックのプレイは?

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クリーム時代やドミノス時代のように
スリリングで冴えわたったソロは
残念ながら聴くことはできません。
この当時のエリックの状態を考えれば
仕方のないことでしょう。

それでも、ロン・ウッドが奏でるソロに
カウンターメロディを絡ませていくセンス等は
この時期のエリックのプレイでしか
聞くことが出来ないもの
(特に「リトルウイング」でのソロ)。

また、ロン・ウッドのギターもフェイセズとも
ストーンズとも違ったスタイルなので
聴き込んでいく度に新しい発見があります。

コレクターズCDの世界ではいまだに2公演を
コンプリートした商品の人気が高く、
セカンドステージの「レイラ」の冒頭の
欠落していた部分をオーディエス音源で
編集修復したバージョンも登場する等、
いまだに人気の衰えないアイテムになってます。

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